4230 東海道新幹線開業50周年記念式典
1964年10月1日に開業した東海道新幹線は、今日で50周年。
それを祝して、開業記念式典があるということで、招待されてるわけでもないのに、行ってみることにした。
東京駅、午前5時20分。
駅前には、人影はほとんどなく、わずかな車が行き交っていた。

東海道新幹線・東京駅の改札口近くで行列があったので、何だろうと近づいてみると、記念入場券のセットを買う人たちだった。

こういった記念商品は、以前はときどき買ってたけど、キリがないので最近は横目で見ながら通り過ぎるだけだ。
5時30分、東海道新幹線・東京駅の改札口が開く。
実際に乗車する人よりも、写真を撮りに来たような人が多い。もちろん、僕もそうだけど。
のぞみ1号の発車する19番線に向かう。

式典が行われる場所近くまでは、やはり行けそうになかったので、その隣のホームに行った。
最初は少なかったが同じように隣のホームにも人が集まる。
柱やホームドアが邪魔をして、あまりよく見えなかったが、ほかに見られる場所はなく、このまま、式典が始まるのを待った。
5時40分過ぎ、式典が始まる。

式典は、来賓の紹介、社長の挨拶、花束の贈呈、テープカット、駅長による出発の合図と続いた。
そして、午前6時ちょうど。
今日だけ特別に鳴らされた警笛とともに、のぞみ1号は、東京駅を出発した。
特別な場面に居合わせることができた感慨にひたる(ちょっと大げさ)。

列車を見送って式典が終わると、来賓の記念撮影や社員同士でも写真を撮っていたり、和やかな雰囲気だった。


4時起床で朝から歩き回ったせいか、ちょっとくたびれた。
少しベンチで休んで…さて、このあとどうしよう…ゆっくり会社に向かおうか…と改札を出たら…

今日はそんな予報だったっけなぁ…と思いながら、ぼーっと空を眺めた。

地下に降りると、たくさんの中学生や高校生たちが集合して、先生たちから指示を受けていた。
慣れない場所にいるせいか、みんなちょっとテンションが高い感じで、ちょっと懐かしく、昔を思い出してしまった。
さ、会社に向かおう。
