4213 札幌~小樽~ニセコへ
北海道2日目の朝は、本格的な雨だった。
本当は昨日のロープウェイで登った、藻岩山に自分の足で登ってみようと思っていたのだけど、断念せざるを得なかった。
しかしその後、天気は急回復。特に予定を決めていなかったので、とりあえず羊ヶ丘展望台へ行ってみることに。

駐車料金は掛からない…とサイトなどに書いてあったはずなのに、展望台の駐車場に入るところで、お金を徴収していた。
あれ?と思ったら、たしかに支払ったのは、同乗者の料金だけだった。
じゃあ、路線バスできた人はどうするんだろう?と思ったら、バスの出口が料金所になっていた。

僕が初めて北海道に来たのは、高校卒業する年の2月か3月で、ここはそのとき以来だ。

このときは、北海道中を回ることが目的だったから、正直あまり印象に残っていなかった。 まだ雪に覆われて、観光客もまばらで、寂しい感じだったことは覚えている。

クラーク像の近くには、いろいろと記念碑やら撮影スポットなどが並んでいたが、気になったのは、北海道日本ハムファイターズが誕生したことを記念する碑。
第1戦のスコアーが碑にはめ込まれていた。これが勝っていたからいいようなものの、もし負けていたらどうだったんだろう?と、よけいなことを考えてしまった。

さっぽろ雪まつり資料館というのがあったので覗いてみる。第1回からのポスターや古い写真などが展示されていた。

資料館の奥に「羊さんのお家」と書かれた建物があったので行ってみたら、誰もいなかった…。さっき見た羊さんたちのお家だったようだ。

特に、お土産を買おうというわけじゃないけど、お土産物屋を覗く。
いかにも…といったお土産が並ぶ。
ときどき見掛ける、〇uma…ならぬ、“Kuma”は、あの商標を思い出すけど、問題にならないのかな?

北海道らしいアイスが食べたい…と、ハスカップのソフトクリームと、羊乳アイスを食べてみる。

どちらも、あっさり味でとても美味しかったが、羊乳アイスに太字で「砂糖不使用」と書かれてていたことが気になった。しっかり甘いのはなぜか分からなかったからだ。
で、よく成分を見れば…“水飴”とあった。まぁ砂糖不使用だけど、水飴ならいいのか?と。

自分で車を運転して小樽へ行くのは初めてだ。
到着してみると、すごい数の観光客。
中国系の外国人の数が日本人を圧倒している感じだった。
そのためか、店内の案内は、日本語よりも中国語の方が目立つところもあって、十数年ぶりの再訪となったが、あまりの変化にちょっと戸惑ってしまった。



以前から、じっくり見学したいと思いつつ、今回も時間がなくて、ほとんど見られなかったのが、小樽の古い建築物だ。
“北のウォール街”なんて呼ばれた小樽は、規模は小さいながらも、たくさんの重厚な建築物が残されている。


ふと気になったのが、“月決め”駐車場。ふだん見慣れているのは、“月極”。この表記の違いは地域性?

ざっと街のごく一部を見ただけだったが、あまり時間もなかったので、早々に小樽の街を後にする。

途中で、ついに強い雨が降ってきたが、そのあとは日が差し込み、虹も見えた。

約2時間弱でニセコに到着。
すでに雨は上がっていた。
久しぶりの運転で、ちょっとくたびれた。
