4143 虎ノ門ヒルズ

建築・都市

今日オープンの虎ノ門ヒルズ先日、環状二号線が開通し、その上に建設されていた「虎ノ門ヒルズ」が完成し、今日オープンした。

以前から、気に掛けている道路に作られた建物ということで、見に行ってきた。

午後ずっと降っていた雨が少し止んだので、傘をささずに行くことができた。

そんな天気のせいか、建物の周囲にはあまり人がおらず、大規模な施設ができたわりには静かだな…という印象だった。

表の階段を上がると、庭園と中二階からの入口があった。

雨が降ってたせいか人が少ない 階段を上がると庭園

店内は、すごい人だった。もっとも、このフロアは、飲食店しかないようだったので、歩いている人たちは、ただブラブラしているだけとも言える。もちろん僕もそのひとり。

段差があるため、車椅子用のリフトがちょっと目立つ。
建物内は大勢のお客が… 段差がちょっと面倒な感じ

虎ノ門ヒルズのイメージキャラクターは、トラのもん。あちこちに、登場する。
やはり、トラのもんは人気者 トラのもんはあちこちで使われている

52階のうち、3階まではテナントが入っているが、その上の4階~35階までは国際会議などができるカンファレンス会場やオフィスとなっており、その出入口の幅は広く設けられていた。

待ち合わせなども考慮してか、座れる場所も多いように感じた。
オフィスフロアの出入口 座れるスペースは多い

僕が勝手にそう分類しているだけだが、森ビルが作る「〇〇ヒルズ」という複合施設は、大きく2タイプに分かれる感じがする。

商業施設やエンターテイメント主体になっている“ヒルズ”と、ビジネスや住宅が主体になっている“ヒルズ”の2種類だ。

これは、大雑把に、テナントの数で判断できる。

前者は…六本木ヒルズ 約200、表参道ヒルズ 約100。

後者は…アークヒルズ 約36、愛宕グリーンヒルズ 約20。

で、虎ノ門ヒルズは…というと、約25 しかなく、同じヒルズでも、六本木ヒルズや、表参道ヒルズをイメージして、ここにやってくると、ちょっとがっかりするだろう。

テナント数は多くないテナントこんな感の一覧に収まってしまう。

エレベータがちょっと急

環二通りの真上に建てられているためか、敷地面積はそう広くはない。ゆったり作られていると感じる一方、エスカレータの角度は、一般的なエスカレータと比べて、明らかに角度が急なのだ。

目立つ花の送り主は…開店祝いの派手な花の送り主は、中川翔子だった。

ふらっと立ち寄れる店はあまりない感じ

虎ノ門ヒルズには、展望台がないが、代わりにテラスがある。眼下には、芝生の公園や、ビルの下を走る環二通り、虎ノ門病院やJTビルなどが見える。
2014-06-11 18.39.52 テラスから外を眺められる

テナントの内かなりの割合を占めている飲食店の多くは、ちょっと狭そうな感じだ。そのせいもあってか、よけい混雑している感じもした。

外国人だろうか?熟成肉の前で記念撮影していた。
熟成肉と記念撮影… 飲食店はかなり混雑

オープン初のイベントは…今日のイベントは…

森ビルの決算説明会だった。

オープンしたその日に、自社のカンファレンスルームで、決算発表とは、何とも華々しい。

受付はひろびろエレベータを降りてくると、ふたたび広い受付にやってくる。

受付の上にも、トラのもんの姿があった。

みんな記念撮影していたので、僕も調子に乗って、ダミーをツーショットを撮ってみた。

トラのもんと記念撮影する人がいたので… せっかくなのでダミーとトラのもんのツーショット

ちょっと大きく出すぎた感が…かなりの数のお客さんが来ていたが、実際のターゲットは、(僕を含めて)今日冷やかしで来るようなこうした客ではないのは、テナントを見れば明らかだ。

そう考えると、国民的キャラクターを意識した、トラのもんは、ちょっとふさわしくないような気がしてしまう。

日本初進出のホテルへは、一階の車寄せからすぐ直通のエレベーターに乗って向かうようになっている。

車寄せからエレベーターホールに向かうエントランスには、柱と鏡の反射を上手く利用した壁画があっておもしろかった。

絵とガラスのバランスが見事最新の森ビル

最新の森ビルを後にし、以前も見に行ったことのある、現存する最古の森ビルを見に行った。

向かう途中で、雨が酷くなった。
こちらは現存する最古の森ビル当然ながら、誰もいないひっそりと佇むその姿は、やっぱり寂しげだった。
取り壊される運命しかないのか…

 

Posted by ろん