5218 ピカソとシャガール展
久しぶりの箱根で、とりあえずどうしても行きたいというところもなかったので、これまた久しぶりに、ポーラ美術館へ行ってみることにした。
ポーラ美術館までは路線バスを乗り継いで…。
バスの車窓から、すすきの草原が見えた。来週、箱根仙石原すすき祭りが開催されるらしい。
ポーラ美術館は、15周年らしい。
そして、今やっている企画展は「ピカソとシャガール展」。
20世紀を代表する最も著名な画家である、ピカソとシャガールの初期から晩年までの作品と、二人の関係に焦点を当てた「世界初」展覧会だそうだ。
はて…。
まず、この二人が、どういった関係なのかについても、よく分からなかったし、そもそも、ピカソに比べて、シャガールのことは、まったくと言っていいほど知らなかった。
こんな知識レベルではあったが、今回の企画展では、ピカソと対比することで、それなりに知ることができたと思う。
二人の初期から晩年に掛けての作品が順序立てて紹介され、わかりやすかった。
そして、ポスターに使われた写真を見たら、すごくいい感じだったので、二人は、とても仲が良かったんだろうと思ったら、そうでもなかったらしい。
(結構大事なところのような気もするけど)経緯や詳細があまり紹介されていなかったが、二人を引き合わせようと企画された昼食会でピカソが発した”悪い冗談”が、二人の仲を修復不能なほどの険悪なものにしてしまったという。
なんだかかなぁ…。
互いの才能を認めつつも、そこはやはり、芸術家同士、考え方に譲れない部分もあったのだろうか。
すごく素敵な写真な感じだっただけに、ちょっと残念だった。