4141 ロボット
朝、ちょっと様子を見てきたのだけど、そこには、イメージキャラクターの、“トラのもん”が、6月11日11時にオープンすることを伝えていた。
「トラのもん」は、100年後の22世紀からやってきたというネコ型ビジネスロボットとのこと。
ロボットと言えば、先日、ソフトバンクの孫正義社長も、ヒューマノイド・ロボット「Pepper」を発表した。
こちらは、“本物”のロボットで、来年には一般向けに発売もするとのこと。
ふと、インターネットの普及する直前のころを思い出した。
僕が大学生のころ、そもそも、インターネットという概念すらなく、パソコン通信が全盛で、「電話回線をつなぎっぱなしというのは、テレホーダイならともかく、現実的ではないよなぁ…」なんて思っていたし、あんな巨大だった携帯電話がそのままあらゆる情報端末になるなんて思ってもみなかった。
そう考えると、いま想像していない、想像すらできない未来が、けっこう近いところにある…というのは、経験上知っていることになる。
つまり、ロボットだって、同じようなことが起こりうるわけだ。
感情を持ったロボットが実際に現れるというのは、すごく楽しみである一方、どこか漠然とした不安も感じてしまう。
まだ、直接触れ合ったことがなく、想像の世界から抜けられていないからなのかもしれない。
ということで、ソフトバンク銀座へロボット「Pepper」を見に行った。

人の顔を見て話をしたり、なめらかな首や腕の動きは、とてもよくできていた。
しかし、混雑で聞き取れなかったせいか、会話はかみ合わないし、その内容も、無関係なことを話していた。
ありていに言えば「まだまだ」と思った。と、同時に、どこか、ちょっとホッとした気分になった。
そして、先日のような事件を思い出すと、本当に怖いのは、ロボットではなく、やっぱり人間なんだな…って思った。