3720 あまりにも遠かった羽田空港
東京での初雪は、大雪となった。
結局、今日は1歩も外に出ないで過ごしてしまったが、外出の予定のある人にとっては、大変な一日になっただろう。
なかでも大変だっただろうなと思うのが、北九州空港から羽田空港に向かった日本航空374便(JAL374)。
積雪のため羽田空港に着陸ができず、伊豆大島上空で旋回して待機するものの、結局、出発した北九州空港に舞い戻るという事態に。
目的地の羽田空港まであとちょっとまでやってきたのに…と、乗員乗客の苦労や無念さは察するにあまりある。
このJAL374よりも、間違いなくもっと大変だったのが、中国国際航空181便(CCA181)。
今日8時55分、中国の北京国際空港を出発。
JAL374同様、伊豆大島上空を旋回するが、羽田への着陸を断念して関西国際空港(関空)へ。
燃料補給し、あらためて羽田に向かい、房総半島までやってきたものの、また着陸できずUターン。ふたたび関空へ引き返してしまう。
CCA181は、ここで諦めなかった。
なんと、3度目の挑戦で、21時ちょうどに関空を出発、そして22時18分ようやく羽田に到着したのだ。
伊豆~房総半島付近に2度もやってきては折り返すCCA181の軌跡を見ると、もはや執念すら感じる。
通常であれば12時半には羽田空港に到着しているはずだから、10時間近くの遅れとなった。
でも、遅れた時間よりも、この結果的には無駄に往復したことのほうが、精神的につらい気がする。
関係者のみなさま、おつかれさまでした。