4422 航空科学博物館
以前から行ってみたかった航空科学博物館へ行ってみることにした。
最寄り駅は、芝山千代田駅だが、2lm以上離れている。
本来は路線バスで移動…ということになるのかもしれないが、バスを待つ時間ももったいないので、最初から歩いて行くつもりだった。
あまり歩いて向かう人のことは考えられてないせいか、途中に道案内もないため、ちゃんと博物館に向かえているのか、ちょっと不安になる。
スマートフォンの地図で自分の位置を確認しつつ、無事、航空科学博物館に到着。

すると、ボーイング747型機の大型模型の操縦体験の説明が始まってるという話を聞いたので、慌てて参加。
可動する航空機模型としては世界最大ということで、これを操作する。
写真だとちょっとわかりにくいが、ものすごい大きさだ。
操縦席(写真の赤い矢印)に座ると、背後から大型模型を見る形になって、あんまり大きさを感じなくなってしまう。
説明員の方からの懇切丁寧な説明を受け、エンジンスタートから離陸、着陸まで、なんとか操縦してみるが、説明員の指示に従うだけになってしまうので、操縦の楽しさみたいなものはちょっと薄いかも…それでも、ふだんけっしてできないことだから、いい経験したとは思う。


興味深い展示が多いのだけど、正直、あまり体系立てた展示の仕方はしていないなぁ…という印象も…。
唐突にいろいろな展示が見られるのは、面白い。


2008年に公開された映画ハッピーフライトで使用されたセットなども展示してあった。
映画用のセットだけど、実物の展示よりもよほどリアルなのが、なんだか面白い。
屋上に行ってみる。
成田空港から飛び立つ飛行機がよく見える。
次々飛んでいく飛行機のなかで、ひときわ大きく、そのせいかスピードもゆっくりな飛行機がやって来た。
なんだろう?と思ったら、総2階建てのA380だった。初めて見たので、ちょっと感動。


管制塔を模した5階の展望フロアからは、飛び立つ飛行機をゆっくり眺めることができる。
屋外の展示を見に行ってみよう。

最初に見たかったのは、やはり、思い入れの強い、YS-11…日本初の旅客機だ。
YS-11見たさに、所沢の航空発祥記念館へ見に行ったのは、もう10年以上も前だと、いま知って、ちょっとビックリ。
ここで展示されているのは、試験機なので、機内は計測装置がある以外は、がらんとしていた。


他にも、ちょっと古めの小型飛行機や、ヘリコプターなどが展示してある。

展示されている飛行機の脇に、小さな鳥居があって、そこには、航空神社もあった。


博物館の周囲には食事が取れるところがないので、必然的に、館内のレストランで食事となる。
ここも見晴らしが良く、飛行機を眺めながらの食事は楽しい。
注文したのは、「機内食風ランチ」
まさに、機内食風だ。

そして、今日一番見たかったのが、ボーイング747型機のコクピットを始めとした、セクション41と呼ばれる部分のガイドツアーだ。




実際に飛行機に乗ったときのことを想像しながら、飛行機の扉の仕組みを見ていくと、わかりやすくて、面白かった。


博物館に着いて、すぐに大型模型の操縦体験をしてしまったせいで、こちらのガイドツアーの参加が13時40分開始の回になってしまった。
所用があって遅くとも、14時には博物館をあとにするつもりだったから、ガイドツアーの説明員の方に急かせてしまい、申し訳ないことをした。
あらかじめ、ちゃんと計画を立てておかねば…と、あらためて痛感した。
結局2kmあまりの距離を10分ちょっとで走って、芝山千代田駅まで戻った。
4時間ほどの見学だったが、充実した内容で満足できた。
