3531 未来
未来は、知らず知らずのうちに、いつの間にか、やってきている。
そう思ったのは、ドラッグストアーで、こんな光景を見掛けたからだ。
まさか、一般人でも、放射能測定器が必要な世界がやってくるとは、誰が思っていただろう?
かつて“未来”として想像したような…
身体に密着するようなツルツルの服を着て、宙に浮く車を乗り回し、ちょっとした旅行にでも出かけるような気軽さで宇宙に行けるような…
たしかに、そんな世の中にはなっていない。
しかし…。
先述のような、いまjは、放射能測定器が街のドラッグストアーに売られる世の中であり、一般人が、世界のあらゆる情報にアクセスできる手のひらサイズの機械を所有するなんて、誰が予想し得ただろうか?
突然、コロッと変わるわけではないから、その変化に気付かないだけなのかもしれない。
未来は、予想通りにはやってこない。
でも、確実に、変化しながら、未来はやってきているのだ。