Rail healing! 1日1鉄!/中井 精也
Rail healing1日1鉄!
交通新聞社 2008-07 |
何気ない風景の中に鉄道の姿を見かけるだけで、ワクワクしてくるのは、単に僕が鉄道好きというだけではない気がする。
街の風景から鉄道を除いたら、きっと変化のないつまらなくなってしまうだろう。
筆者は、鉄道に関わる写真を毎日撮り続けているというが、毎日というのは、とてつもなく大変な作業だと思う。必然的に自宅近所の路線が多いようだ。現在も更新が続いている著者のブログを拝見すると、この年末年始は、武蔵野線が多く登場する。
しかし、さすがはプロ。同じ被写体である武蔵野線が、この人の手に掛かると、さまざまな表情を見せてくれるのだ。1枚の写真から、いろいろな物語が生まれてきそうだ。
写真とともに載っている、ちょっとしたコメントもいい。巻末には、1日1鉄におけるテクニックや、舞台裏、撮影データなどが紹介されている。
なにげない東上線(2008年12月30日) |
僕は写真にあまりこだわりを持ってはいないけど、気になる風景は、ときどき写真に収めているということもあって、興味深く読ませてもらった。写真の撮り方はもちろん、写真に対する考え方まで、今後の参考にさせてもらおう。