3374 いざというとき
いざというときは、いつも突然やってくる。
そう思ったのは、先日、洗濯機のゴミを取るネットが破けてしまったことがきっかけだった。
よく見ると、それを構成している部品に、ちょっとだけ接着剤を塗れば、直りそうだった。
で、久しぶりに、工具箱を開けると、ほとんど空の接着剤や、わずかに空気が入ったばかりに、固まってしまった接着剤など、使えそうな接着剤がほとんどなかった。
なかには時間が経ちすぎて、結局ほとんど使っていないまま、やはり接着剤自体が固まってしまったものもあった。
接着剤って、こういう状態になっていることが多い。
そういえば、瞬間接着剤は、冷蔵庫に入れて保存するとよいというのを聞いたことがある。
冷蔵庫内の乾燥した空気が、湿気を嫌う瞬間接着剤にはいいらしい。
今のところ手元にあったのは、ちょっと黄色みがかった、ゴム系接着剤。
でも、“つき”が悪い。
どうやら、この接着しようとしていた、ポリプロピレン(PP)という素材には向かないらしい。
仕方なく買いに行った。
しかし、この、ポリプロピレンが接着できる接着剤はなかった。
いや、正確に言えば、あったのだけど、ちょっと値段が高めな上に、ほぼポリプロピレン専用の接着剤であったために、買うのは躊躇われた。
とりあえずは、何となく、くっついたような感じのままの状態が続いている。
意外と、身の回りには、ポリプロピレン(PP)製品が多い。
もっと安価に、ポリプロピレンが接着できる、接着剤ができたら、もっと修理範囲が広がりそう。