ガスタンク・グラフィティ/渡邉雄介

■建築・都市,龍的図書館

ガスタンク・グラフィティ ガスタンク・グラフィティ
渡邉雄介

ティー・オーエンタテインメント 2011-06-25
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この本を見て、またやられた!と思った。

ガスタンクも、妙に惹かれる存在だったことに、気がつかされたからだ。

本書では、主に関東と山梨、新潟、静岡、愛知のガスタンク48件が紹介されている。

全然関係ないが、48という数字を見ると、なぜかアルファベット3文字をつけたくなってしまう。この場合は、「GTK48」といった感じかな。

巻末には、本編に載っているガスタンクの解説や、ガスタンクを鑑賞する際のポイント(模様、色、柄、汚れなど)、ガスタンクの基礎知識などの情報も載っていて、気軽にガスタンク鑑賞が始められる。

実家のある川越にもガスタンクがある。東武東上線川越市駅からすぐのところにあって、高校生のころ、電車の中から見上げていたことを思い出した。

ちなみに、そのころは、プロパンガスだったので、このガスタンクのお世話にはなっていない。

ガスタンク独特な薄緑色の巨大な球体。街のど真ん中にあるその存在感は、他のアイテムを寄せ付けないくらいのものだった。

その“突拍子のなさ”が、僕を惹きつける理由かもしれない。似たような感覚は水道塔でも感じた

上記の写真は、石神井川の源流を探ったときに撮ったものだ。以前から見かければ格好の被写体だったが、最近、ガスタンクという存在を、ちょっと忘れていた気がする。

この本で久しぶりに思い出しておかげで、街を歩くと、やたら意識するようになってしまった。