2580 小田急ロマンスカーVSE

鉄道

はじめて小田急ロマンスカー50000形(VSE)に乗った。

50000形(VSE)

新宿から箱根湯本に向かう下りのVSEは、ちょうど良い時間帯に走っていないため、今回は上りの箱根湯本発新宿行きに乗ることにした。

窓は横幅4mもあるらしい
窓は横幅4mもあるらしい
ROMANCECAR VSE
ROMANCECAR VSE

白いロマンスカーは登場して4年近く経つのに、注目度はかなり高く、多くの乗客たちの被写体になっていた。

案内表示 折り返しすため、座席が自動的にぐるりと回る 微妙に外側に向くシート

車内に乗り込むと、天井の高さにビックリ。

高い天井にビックリ
高い天井にビックリ

木が印象的

それもそのはず、愛称となってる“VSE”とは、Vault Super Expressの意味で、Vault は、天井、天空の意味とのこと。もっとも大きな特徴なのだろう。

内装は、木を多用していることがとても印象的で、かなり落ち着いた雰囲気。鉄道車両における、この快適さは、最近感じたことののないもので、素晴らしい。

車内 車内

せっかくなので、車内を歩いてみる。

売店とちょっとしたフリースペースがある。

売店の斜め前に、パンフレット用のラックが置いてある小さな部屋があったが、これは、おそらく以前あった喫煙ルームだろう。

洗面台の前にはのれんが掛けられ、和のテイスト。

フリースペース脇には、、タッチパネル式の情報端末が設置されていた。操作していない状態では、展望車からの様子がリアルタイムで映されている。飛行機の離着陸時に映される映像みたいだ。

もうすっかり夜で暗いが、画像は比較的鮮明で見やすかった。

意外とよく見える うまく動かない…

しかし、肝心のタッチパネルの調子がいまいちで、うまく反応してくれない。

タッチパネルユーティリティのエラー?

おかしいなと思って、よく見てみると、画面の右上に、Windowsアプリケーションの一部らしきウィンドウが見えていた。なんらかの理由でエラーが起きているようだ。いつからこのような状態になっているのか分からないが、きちんとメンテナンスされているのか心配になる。

話はだんだんとマニアックな方向に向かう。

小田急のロマンスカーは一部を除いて、連接台車を使っている。

ごく一般的な電車は1つの車両に2つの台車を持っているが、連接台車は2つの車両の間に1つの台車を持っている。3両編成の電車の場合、一般的な電車だと、6つの台車を持つが、連接台車を使っている電車だと2つの車両で1つの台車を“共用”するので、4つの台車しかない。

連結部分(車外から)
連結部分(車外から)

連接台車は、日本ではあまり一般的ではないので、ロマンスカーに乗ると、外観や車両と車両をつなぐ連結部分などが気になる。ふだん見慣れないだけに興奮する。

連結部分(車内から)
連結部分(車内から)

だから、連接台車を使っている電車は、「ガタンゴトン」という音にはならないのだ。もし、連接台車を使っているロマンスカーに乗る機会があったら、ぜひそんな音も気にしてみて欲しい。

Posted by ろん