1462 さくら見物
今日の夜はとてもお世話になった人の送別会。
もしかするとお金も必要になるかもしれないし、そろそろ通帳の記帳もしたかったので、お金を下ろしに出掛けた。近所のＡＴＭは通帳の記帳機能がない機械だったので、やむを得ず新橋駅まで行く。新橋駅前にある１台のＡＴＭには長蛇の列が…そういえば、今日は給料日。時間は18時ちょっと前。そりゃ混むよな…
ふと、この時間だったらあの列車を見ることができると思い立ち、急いで東京駅に向かった。
あの列車とは寝台特急「さくら」と「はやぶさ」のことで、利用が低迷しているため今月で廃止されることが決まっている。「さくら」は、これまで長崎に行くときに何度か利用したことがある。廃止が決まってからマニアの人たちが集まっていると聞いてはいたが、本当にたくさんの人たちがカメラを片手に東京駅10番線ホームを走り回っていた。駅員さんもみんなが安全に写真を撮れるようロープを張って整理してあげていた。
それにしても、あんなに写真を撮りまくってどうするんだろう？と他人事ながら気になった。写真の中にできるだけ人の姿が入らないよう身を乗り出して撮っているが、その写真にどんな価値があるんだろうなぁ…僕にとっては、逆にこのみんなが注目しているという風景全体を撮りたいと思うけど。まぁ人それぞれか。
ひょんなことから、思い出の列車にお別れができたので、ＡＴＭの行列にも感謝しなきゃいけないね。ふたたび新橋駅に戻ると、行列がほとんどなくなっていた。