1987 常識が非常識に…
新橋駅前の一番のシンボルといえば、蒸気機関車(SL)だろう。
今朝になって、このSLが完全にビニールシートで覆われているのに気がついた。いよいよ、アスベストの除去作業が行われるようだ。先日ニュースで取り上げられていたので、近々実施されるということは知っていたが、ここまで大がかりな作業になってしまうとは思わなかった。
SL全体を覆っているのはもちろん、作業用のスペースを確保するためか、SL前の広場の半分近くがかなりの高さのある柵で囲われている。
アスベストなんて、かつてはごく普通に使われ、使うこと自体ごく一般的で“常識的”なことだったのに、今では猛毒の扱いだ。少しでもはがれていたり吸引させてしまうような作業をしようものならば“非常識”のレッテルを貼られてしまう。
常識が非常識に…その時代で簡単に変わってしまうことがあるというよい例か? 将来、今のどんな常識が非常識に変わっていくのだろう…なんて考えてしまう。
今日の新橋駅前 |
2005年5月3日 |