1859 ふたつのいただきもの

日常生活,物思いに耽る(雑感)

昼食は外出先の浅草橋で。同じプロジェクトチームに所属するHさんがお勧めのお店「ビストロ ラ・シブレット」へ。都営浅草線浅草橋駅からは歩いて数分。大通りからちょっと入ったところにあるので、ちゃんと場所を教えてもらわないとちょっと分かりにくいかも。

店に入ったときは、たまたま先客が2人しかいなかったが、あとから続々とお客さんがやってきて、十数席しかない座席はすぐにいっぱいになってしまった。

どれを頼もうか迷ったが、今日のお勧めは、ホタテ貝…ということだったので、こちらを注文。美味しいのはいうまでもない。本当にこういう時の、表現できないもどかしさったらない。スープにパン、そしてメインディッシュ、デザートにコーヒーで、1,000円+消費税というリーズナブルさ、そして家庭的というか、隠れ家的というかオーナーシェフ夫妻の人柄が表れているようなお店の雰囲気と相まって、平日の昼間なのにとても優雅で贅沢な時間を過ごすことができた。

Hさんは“食”に対する優先順位が僕の何十倍?(当社比)も高く、なぜここまで力が入るのだろうと不思議ですら思えたのだが、昨日の牛かつといい今日のお店といい、これまでにあまり感じたことのない価値観を体験できたような気がした。

今朝の三番搾りでも書いたが、昨日「石神井川の源流を求めて」という2~3年前の企画を読んでいただいた方から、大変丁寧な感想をいただいた。

この川がどこから流れてくるのだろう…という長年の疑問を、たまたまみつけた僕の記事で氷解したという。何年も前に僕の発信した記事が、まったく見知らぬ方の疑問を解消する…なんて不思議な縁だろうか? そしてこの方はわざわざそのお礼をフォームメールにしたためてくれた。嬉しいやら恐縮するやらで、これもまたこれまでに味わったことのない感覚だ。

「行ったことのないお店で美味しい昼食をいただいたこと」

「見知らぬ方から丁寧な感想をいただいたこと」

昨日から今日にかけて、このふたつの“いただきもの”は、僕をちょっと幸せな気分にさせてくれた。

Posted by ろん