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こんなニュース。

消費者金融利用時に生保加入 「命を担保」遺族提訴へ

消費者金融大手「アイフル」(京都市)などからの借金を抱えて自殺した兵庫県明石市の女性(当時67)の長女(45)が、「母親がアイフルを受取人とする生命保険に加入させられ、死後に死体検案書などの提出を求められて精神的苦痛を受けた」などとして、同社に総額330万円の損害賠償などを求める訴えを23日、神戸地裁に起こす。 

借り手が亡くなった場合、消費者金融が残りの借金を保険会社から受け取るというのが、ここで指摘されている「消費者信用団体生命保険」というものらしい。確かに言われてみれば「命を担保」にしているとも言える。ただ住宅ローンでも「団体信用生命保険」というのがあるわけで、機能としては同じなのだけど、これが消費者金融だとなんだか感じが違う。偏見かもしれないけれど。

最近になって消費者金融にまつわるニュースが増えてきた。それもあまりいいニュースではないことで。金融相が「銀行がサラ金と一緒に広告を出していることが不愉快だ」と発言したり、利息制限法を超えるいわゆる「グレーゾーン金利」の見直しとか…。

利息制限法の上限(20%)と、出資法の上限(29.2%)の差が、「グレーゾーン金利」というのだそうで、借り手があくまで”自分の意思”で払っているものとして、これまで認められてきた金利のことだ。貸す方は、できるだけ高い金利で貸し付けたいわけで、当たり前のように上限いっぱいの金利に設定している。最近になって金融庁は、上限金利を一本化することで検討を始めてたらしい。当然でしょう?そもそも2つの法律があること自体がおかしいんじゃないの? では、利息制限法ってなんのためにあるの?ということになる。

で、問題があるとわかってんなら、さっさと改正すればいいのに、なんでそんな悠長に"検討"なんてしているのだろう? 

消費者金融側も、突っ込まれるような怪しい金利じゃない、ちゃんとした会社は出てこないものだろうか?
CMばかり競ってないでさー。

Posted by ろん