6373 誰も見てない踏切
ながらスマホで列車にはねられた事故があったというニュース。
いくらスマホを見ながらと言っても、遮断機をくぐってなんてあり得ないだろう…と同時に、もしかして…と想像したことが現実に起きてしまった。
ニュースによれば、事故にあった31歳の女性は、遮断機が下りる寸前に踏切に進入し、踏切を渡りきる直前で線路を挟んだ反対側の遮断機に行く手を遮られたために、その場で”列車の通過待ち”をしてしまった。
通過待ちをしているその場所が、線路上だった…ということだ。
列車にはねられるまで、スマホを見続けていたために、自分が置かれた状況にまったく気付かなかったのだ。
スマホに集中しすぎていたら、こういうこともあり得る。
事故のあったこの踏切は何度か通ったこともあるところだったので、よく知っているが、とても人通りの多い踏切だ。
だから、そんな感じで踏切に人が立ち尽くしていたら、きっとすぐにわかるはず…と思うのだが、もしかすると、踏切で列車の通過を待つ人たちも、みんなスマホを見ていて、誰一人気づかなかったのだろう。
ほんのちょっと誰かが気づいて、ひとこと叫べば救えたかもしれない。
こんなにたくさんの人がいても、誰も見てないというのは、ちょっと怖い。