1744 強調が…
今日も外出で東京タワーを見た (本文とは関係ありません) |
直接の会話であれば大事なポイントをいろいろな手法で伝えることができるけど、メールによる会話だとなかなか難しい。もちろん、メールだって太字にするとか色を変えるとか、文字通り間(あいだ)をあけて間(ま)を取ったりすれば、それなりに強調は伝わる。けれど、今度はあまりに目立ってしまい、不必要に強調しすぎることもあって、そのバランスが難しいのだ。
もっとも会話の場合は、相手の表情や雰囲気、様子で、伝わっているかどうかを常にチェックできる一方、メールでは相手からの返信があるまで、どのように伝わったかはわからないため、すれ違いに終わってしまうことも少なくない。自分の書いたメールの軽く強調した「この部分」に反応して欲しい…なんて思っても、返ってきたメールで、強調した部分に全く触れられていないと、ちょっと戸惑う。内容にもよるが、そもそも強調が伝わっていないのか、それともあえて避けられているのかのいずれかだろう。
「強調が伝わっていない」と断定できるのであれば、さらに強調すればいいだけなのだが、何らかの理由で「あえて避けられた」可能性があると判断される場合は、かなり危険。誤ってさらに強調すれば墓穴を掘ることになる。
また自分が考えている以上に、相手に強調部分が印象づけられてしまっても、これまた困った事態になる。そういうつもりじゃなかったのに…なんて話もよくあることだ。これは、あまり考えずにメールを送ってしまうケースで起こりうる。
電子メールとつきあい始めてもう20年近くになるけれど、とにかく奥深いものだとと改めて思う。