1743 他人の幸せを喜ぶということ
人の幸せを“無条件”に心から喜べるかどうかで、その人の心の度量を見ることができるだろう。この“無条件”というのが曲者で、なかなかそうはいかないものだ。他の人がどの程度かはわからないけど、少なくとも、僕は人間ができていないので“無条件”というのはちょっと難しい。
人が幸せになることは、それは手放しで喜んだっていいことのはず。なのに、自分の不運や不幸、境遇の悪さなどと比較したり、妬んだりするのはなぜだろうか? そうすることで自分にとってどのようなメリットがあるのだろう?
冷静に考えれば、人の幸せを自分のことのように喜ぶ方がメリットは大きい。幸せを喜ぶことで相手だって少なくとも悪い気はしないはずで、良い関係を築くチャンスになるかもしれない。なのに、そういった選択をしない理由がわからない。
自分は冷静なつもりでも、そうした判断ができないということは、やはり冷静さを欠いているからなのかな?