1593 快速

定点観察

 毎日、このような駄文を書いていると、時には全く書きたい文章がないときもあるし、特にオチもなく、中途半端な文章で終わってしまうこともある。今日の話は、後者のケースかもしれない。けど、ちょっと書き進めてみよう…。

13-01d.jpg ご存じのように、鉄道には一般的に停車駅の違いで「種別」というものがある。停車駅の少ない順に「特急」「急行」「準急」「快速」「普通」といった具合に分かれている。鉄道会社によってこの順番は若干異なるし、頭に「通勤」の二文字を付けて朝晩だけ走るケースもある。そんなたくさんある種別の中で、一番好きなのが「快速」という種別だ。

 僕はなんで「快速」という種別が好きなんだろう…とふと考えてみた。

 鉄道会社にもよるが「快速」という種別は、各駅停車より早く主要な駅にしか止まらない。なのに、一部の急行や特急のように特別な料金を取らないところがとても潔い。
 しかも特急にしても準急にしても、「特別の急行」であるか「急行に準じている」という意味であり、急行を基準にして名付けられているのに対して、「快速」はあくまで独自の世界を築いている。

 人に優しく、それでいて独自の世界を保つ姿…先日書いた「男前」そのものではないか?…ってことだ。別に男前が好きか?というと変に誤解されそうだけど、「その筋の」の趣味はないので、そういう意味ではなく、いわば憧れみたいな感じか。「快速に憧れる」とは、なんだか妙な事態になってしまったな。

Posted by ろん