1533 信玄餅

定点観察

きな粉をこぼさないように食べましょう
 今日は午後に1件の打合せ以外は特に予定もなく、ずっと在席していたということもあって、こういうときは、特におなかがすくもの。こんなとき、ちょっとしたお菓子でもあればなぁ…なんて思うもの。

 そんなで今日は、連休明けということもあって、ありがたいことにお土産をいくつかいただいた。前回登場したパンダさんからは「洋風チーズ饅頭」を、縄文太郎(仮名・初登場)さんからは「信玄餅」をいただく。洋風チーズ饅頭は、僕の苦手なチーズが入っているようなので、自宅に帰ってから食べることにして、「信玄餅」を食べてみる。

 この「信玄餅」。もう甲斐名物としてあまりにも有名だし、食べる直前に食べる人が自ら黒蜜をかけるというコンセプトが、以前から興味深かったお菓子だ。…ということで、調べてみることにする。そのまんま「kikyoushingenmochi.com」というサイトがあって、その歴史や製造工程などの紹介がある。

 以前から気になっていた、「武田信玄との関連は?」とか、「餅や黒蜜は地元の名産なのか?」という疑問については、はっきりとした回答は得られなかったが、おそらく無関係のようだ。ただはっきりしているのは、昭和43年夏発売の翌年、武田信玄と上杉謙信とのとの戦いを描いた大河ドラマ「天と地と」が放送、さらに「風林火山」の映画化などで、空前の信玄ブームとなり、その波に乗ったことによって、信玄餅を甲斐名物としての不動の地位を確保したらしい。発売時1日5千個だったものが、今ではなんと1日15万個も作られているとのこと。1人2個は食べないだろうから、毎日15万人近くも食べてるなんて。

 「お菓子が売れるかどうか」は、まず美味しいかどうかというのはもちろんだけれど、一風変わったコンセプトや、その時代の流れとかブームに乗れるかどうかというのが、とても大きな鍵を握っているということがよくわかる。現在でも、山梨県でもっとも売れている菓子らしい。

◆5/9 7053歩 / ある打ち合わせで、気絶しそうなくらい眠い瞬間があった…

Posted by ろん