1380 たまには歩かねば…

定点観察

 今日は日暮里から谷中、千駄木を通って、巣鴨まで歩いた。最近歩く機会がめっきり減ってしまっていたので、たまには歩かねば。
 出発早々つまずく。信号機故障で山手線のダイヤが乱れていたため、池袋駅でしばらく待つ羽目に。どうもE231系は故障が多い気がする。そうたくさん乗る機会がある訳じゃないのに、ここ1、2年で3~4回くらい遭遇している。同じ形式でこれほど故障に遭遇することは記憶にないんだけど、気のせいだろうか?池袋駅で電車の到着を待つこと数分で、運転再開。日暮里に向かう。

しばらく駅から歩くと階段になる。これが有名な「夕やけだんだん」と呼ばれる階段で、NHKの朝の連続テレビ小説でまだ駆け出しの頃の松嶋菜々子が駆け上がったシーンがあったというのは、家に帰ってきてから知った。見たところは写真の通り、商店街の一角にある階段…でしかないのだけど、これが夕方になると趣が変わってくるらしい。
谷中から千駄木にかけて個性的な雑貨屋がいくつかあり、ぶらぶらと眺めながら、遅めの昼食をとり、今日最後の目的地そして、江戸五色不動最後の「色」である、目赤不動尊に到着。
お寺は南谷寺(なんこくじ)と呼ばれ、本郷通り沿いにあった。特に訪れる人もなくとても静かだった。せっかくだからと護摩木に願い事を書いてみる。

これですべての色を達成したと思いきや、そこで衝撃の事実を知る。なんと行ったはずの「黄」がもう一カ所あったのだ。それも江戸川区平井というのだから、何かのついでというわけにはいかず、わざわざ目黄不動尊をお参りするためにそこまで行かなければならない。なかなか道は険しい。
 あとは巣鴨方面に歩いていくだけだ。大通りを避け裏の路地をゆく。ブロック塀の上に陣取った猫と目が合う。僕もまじまじと見つめると、このまるまるとした猫はすぐに面倒くさそうに、目をそらして前足で顔を拭いていた。なんだか時間の進み方がゆっくりだ。

Posted by ろん