1105 正直に言うことの難しさ
映画とかドラマを見るとき、多くの場合、登場人物の立場に自分がなったらどうなるのだろうという思いで見ている。だからそういう目で見られないドラマだと、あまり関心が薄れてしまう。さて、最近見ているドラマのひとつ「白い巨塔」での話。医療過誤で全員が口裏あわせをしようとしてるところで、自分の主義を貫いて反抗するシーン。その場に居合わせた全員が「そういう事実がなかった」という中、それをただひとり翻すのだから相当の勇気がいる。僕だったら、「もしかして、そういう事実はなかったかも」なんて、気持ちが揺らいでしまうことだろうし、将来のことを思えば今は黙っておいたほうがいいかも…なんて情けないことを考えてしまいそう。次週は、まさにそんな葛藤が本人以外の周囲から起きるみたいなので、話の行方を注目したい。