1104 火星の土地

定点観察

火星の土地が売られているという。以前、月の土地が売られていたのは知っていたが火星の土地も同じ業者で売っているらしい。そもそも、なぜこの業者が月だの火星だのの土地を売ることができるのか?インターネットのサイトで調べてみた。昔、この会社の代表が、月の土地は誰のものかということが気になり調査してみると、この宇宙条約というのがあって国家が所有することを禁止している一方で、どうやら個人が所有してはならないことに気づいたとのこと。それを理由に、なぜかサンフランシスコの法務局に所有権の申し立てを行ったところ、なんと正式に申し立てが受理されてしまったらしい。そもそもなぜサンフランシスコの法務局が認めちゃうのだろう?月や火星に自分の土地があるというのは、ちょっと夢があるような気がする反面、なぜゆえにこの会社に金を支払わなければならないのかというところで現実に引き戻されてしまう気がする。せめて宇宙くらい、そういった「誰のもの」なんてそんなつまんないこと考えないでいられる世界であって欲しい。

Posted by ろん