1425 愛知万博

定点観察

3月25日から開催される愛知万博(愛・地球博)のガイドブックを見せてもらった。多くの国や国際機関が参加している点は、”国際博覧会”と言いながらも、どこか”地方博覧会”的だったのと比べると、雰囲気がまるで違う。かつての筑波科学万博を思わせる。筑波科学万博と言えば、たくさんの企業パビリオンがとても印象的だった。企業パビリオンの展示は「科学万歳!」「ビバ科学!」といった”科学”が主役でどれもとても輝いていた。どこか興奮状態にあったと言っても過言ではない。そんなのは僕だけだったかもしれないけど。20年の月日が流れ、愛知万博になると科学は裏方に回り「一に環境、二に環境」となった。環境ではなかなか興奮することはなさそうだ。博覧会で興奮しなければならない理由はないんだけど。さすが、トヨタ自動車のお膝元で行われる万博だけあって、園内の移動手段の中に軌道系の交通手段がないことに気付いた。唯一の例外であるローブウェイを除いて、自動車やバスばかりだ。もちろん環境に配慮しているけれど、鉄道の環境に果たす役割は相当大きいのだけれど…。そうは言っても、なんだか気になる博覧会ではある。

Posted by ろん