254 事件について思うこと
”殺人を経験したかった”という動機で、殺人を犯した高校生、バスハイジャックの犯人が17歳…相次いで、未成年の事件が発生した。バスジャックでもついに死者も出てしまった。
前者の動機はまったく理解できないし、後者の事件に至っては、この文章を書いている段階では、まったくわからない。それにしても、最近のこういう事件が発生するたびに思うのが、彼らの考えがまったく理解できないことということだ。彼らの生い立ちや環境をたどれば、何か答えが出てくるのでは…と、テレビや新聞、雑誌では、”答え探し”をしているような感じがする。一瞬もっともらしい答えが見つかるようではある。しかし、それはあくまで結果論に過ぎず、新たな事件を防ぐことはできない。
このような事件を聞くたびに、どうしようもない憤りと、手に負えない壁のような存在を感じる。むろん、被害に遭われた方はもちろん、ご家族の憤りは、筆舌に尽くしがたいことだと思う。