5173 富岡町を歩く(前編)

富岡駅行きの代行バス竜田駅からは、代行バスに乗り換え。

原ノ町方面の運行本数は、1日2本と変わらないが、富岡駅まではかなり増便されたおかげで、こうして、訪れることができるようになった。

始発の代行バスのせいか、乗客は僕ただひとり。

乗客は僕だけ 放射線測定器は外されていた

2016年3月11日

 

昨年は、こんな感じで、座席の最前列に置かれていた、放射線測定器は、すでに取り外されていた。

 

バスは定刻通り出発。ほどなくして、富岡町へ入る。
地震の影響はところどころに… 富岡町へ

20分ほどで富岡駅へ到着。

駅前はどんな感じになっているのだろう?と思ったら、まったく何もなかった。このあたり一帯は、完全に津波で流されてしまったのだろう。

利用できるものがあるとしたら、トイレとベンチくらいだった。

富岡駅 駅前は何もない…

駅舎は建て直し真っ最中だし、線路は敷き直され、並行して架線柱を立てる工事に入ってる感じ。
トイレとベンチ 復旧工事も最終段階か…

見渡す限り、何もない感じではあるが、よく見ると、やはり津波によって破壊されたものが見つかる。

無数の黒い袋は、処理前の瓦礫が入っているようだ。

ところどころに爪痕が… 瓦礫はまだまだ残っている

とりあえず、海の方に向かって歩いていく。空間放射線量を計測するモニタリングポストがあったが、何も表示していなかった。
このあたり一帯もすべて津波で流されたのだろう… モニタリングポスト

真っ白の巨大な建物は、さっき見掛けた瓦礫処理をする施設。

さらに海に向かうと、突堤が見えてきた。このまま先に行けそうだったので、そのまま向かってみる。
瓦礫処理施設 突堤の方へ行ってみる

突端までやってきた。右の方を見ると、福島第二原子力発電所がよく見えた。

こんなに間近に見ることができるとは思わなかったので、ちょっと意外?だった。
先端まで来た 福島第二原子力発電所がよく見えた

ダミーを落としてた…ふと、途中で、ダミーの行方がわからなくなっていることに気がついた。

ただ、思い当たる節があった。

それは、ついさっき、海岸で転んだのだ。なかなか、ふだん転ぶことはないので、実際に転んでみると、意外と精神的なショックがあるものだ。

だから、とにかく立ち上がろうとして、周囲の状況が見えなくなってしまいがちなのだ。

ころんだ場所を思い出し、そこに戻ってみると、ちゃんとダミーは、少し砂に刺さった状態で、横たわっていた。

ふたたび富岡駅へ
ふたたび、富岡駅へ戻り、線路に沿って歩いてみる。

 

平屋だと思ったら、1階部分が潰れていた最初から平屋だったのでは?と思わせる建物や、ふつうはまず見ることのない、おかしな位置で曲がっている電柱、水回りの部分だけを残してなくなってしまった建物など…ふだん見慣れないものばかりだった。

へし折られた電柱 水回りだけ残った建物跡

こちらも瓦礫処理施設バスの中から見えた、巨大な建物は、瓦礫を処理する施設の続き。

遠くから見ても巨大さは伝わってきたが、間近で見ると。それをもっと強く感じる。

これ以上は先にいけなさそうだったらので、また、もと来た道を戻り、ふたたび駅へ。

復旧はまだまだ…

いたるところに爪痕が…

常磐線の線路際も、まだまだ津波の爪痕が残っている。あと半年ほどで、復旧する
常磐線の線路はここで一旦途切れる 鉄道施設も復旧途中

街の方へ向かってみる。 → 富岡町を歩く(後編)

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