2832 まちのみかた

昨年末のカプセルタワー望年会(忘年会)に参加していた、けんちくりんさんより紹介を受けて、「まちのみかた」というイベント(ワークショップ)に参加することになった。

これは2週連続で開催されるもので、1週目は「みかた案内人」が自身の個性的な街の見方をトークショー形式で紹介、2週目は「みかた案内人」と実際に街に出て街を見てみようという企画。

場所は、栃木県栃木市。開始は15時だったので、それまでしばらく街を散策して、20分くらい前に会場の中田家見世蔵に到着。すでにたくさんの参加者でいっぱいだった。

「みかた案内人」となるガイド役は、建物や町並みを愛する建築を専門とした若手の4人みなさん。

個性的なそれぞれの“まちのみかた”を30分程度でお話ししてもらう。僕自身のことを考えてみると、あえて“街歩き”を意識したことがなかったように思う。無意識の延長線上に街歩きがあった…とでも言えようか。

「風景を見つける」ということに、ルールはない。

自分なりの風景を見つけるというのは、とてもクリエイティブな行為であるということに、「なるほど」と思う。そして、写真に収めた風景を並べてみることは、「風景を作る」ということという話にも共感を持った。これは、僕がこれまで、このサイトでやってきたことそのものだったので、ちょっと嬉しくなった。

交差点の配置や道路の形…。車では決して見えない街の景色…。街の見方はひとつではない。いろいろな見方があるし意見もある。最近でこそ、街や建築に関心が高まってはいるものの、まだまだという気もする。たとえば、取り壊しが発表されて初めて騒ぎが大きくなる…みたいな。

懇親会で、「みかた案内人」のひとり羽部さんとお話しさせてもらったなかで、「もっと街に関心を持ってもらうことが大事なんじゃないか?」という話題になって、その通りだと思った。


懇親会

ダミー撮影協力は「にこぐさ」さん

「好き」とか「嫌い」とか、どんな感情でもいい。街になんらかの感情を持つことだけでも、とても大事だと思う。一番怖いのは無関心。無関心さが、日本中で同じような風景を生んでいる理由じゃないかって思うのだ。

古い街や建物は、本当にかなりの手間が掛かっている。じっくりと街や建物と向き合ってはじめて、そうした“手間”を見つけることができる。街歩きは、とても奥深い作業なのだ。もちろんも、先述のように、好きとか嫌いのような簡単にイメージでもいいと思う。大事なのは感情や関心。

今回のようなワークショップは、いろいろ苦労も多いと思うが、少しでも街や建築に関心が向けられるきっかけになればいいと思う。今日は、街歩きにあらためて興味を持ったひとときだった。

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