8095 梶光夫エマーユ七宝美術館
恵比寿駅から歩いて10分ほどのところにある、梶光夫エマーユ七宝美術館へ。
ここは山種美術館のすぐ近くで、以前から見かけて知っていたが、なかなか見学するきっかけがなかった。

また、昨年、彼のコレクションを紹介する国立西洋美術館の小企画展を鑑賞しているという接点がある。
ここで紹介されていたガレの家具は”再会”だった。
あらためて…
エマーユ(エマイユ)とは、フランス語で七宝のことだ。
仏教の経典に登場する「七つの宝(金・銀・瑠璃・玻璃・しゃこ・珊瑚・瑪瑙)」のように美しいことが、七宝という名称の由来だそうだから、国を超えて魅惑的な存在なのだ。
技術的なことや手法などはよくわからないが、鮮やかな輝きと光沢から「人がデザインできる宝石」とも言われるのもわかる。
ただ美しいだけでなく、描かれているモチーフも極めて繊細だから、昔も今も多くの人たちを魅了するのだろう。

美しいエマーユとは別に、気になったのが…
これに限らず、ヨーロッパの芸術作品のモチーフとして、首だけを切り出すということがよくある。
日本で言えば、”生首”みたいな感じがして、どうも落ち着かない。
このあたりの感覚の違いはなんとも興味深い。
また、気になるといえば、このエマーユの一大産地である、フランス中西部にあるリモージュは、磁器産業で有名な町だそう。そこで生まれたのが、印象派の巨匠ピエール=オーギュスト・ルノワールで、彼は地元の磁器絵付け職人として働き、その後、画家を志してパリへ出たそうだ。
エマーユとは直接は関係ないかもしれないが、こうした緩いつながりは、気に留めておくと、いずれなにかの気付きになるかもしれない。





