7933 特別展「江戸の人気絵師 夢の競演」

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山種美術館へ
山種美術館へ

山種美術館で開催中の特別展「江戸の人気絵師 夢の競演 宗達から写楽、広重まで」を鑑賞。

山種美術館といえばの日本画が有名だが、保存状態の良い浮世絵も所蔵していることで知られている…らしい。

今回は所蔵している浮世絵、おもに、歌川広重の東海道五十三次の最初期の摺りをはじめ、江戸時代に活躍した人気絵師たちの作品を紹介する展覧会となっている。

浮世絵と江戸絵画の名作が一堂に会する展覧会を開催します。

「東海道五十三次」はこれまでも何度も見ているが、今回の展示は”最初期の摺り”が多いため、いろいろ興味深い。

例えば最初に紹介されていた《日本橋・朝の景》では、空の左右に雲が摺られているのが最初期の摺りの特徴で、後の摺りではこれが省略されていく。

まぁ、後の摺りは”手抜き”ってことなんだろうけど、雲があるのとないのとでは、全然イメージが違う。

鈴木其ー《四季花鳥図》
鈴木其ー《四季花鳥図》

今回は、鈴木其ー《四季花鳥図》だけが写真撮影可能となっていた。右隻は春夏の草花、左隻には秋冬の草花が描かれている。

特に右隻のひまわりは、どこか”イラスト”のようなコントラストの強さが、妙に印象的だった。

最後のコーナーは、太田記念美術館から、ちょっとユニークな作品が紹介されていた。

源義経が舟から舟へ飛び移ったという八艘飛びの伝説を、なぜかほうずきで描く、歌川国芳《ほふづきづくし 八そふとび》、人気の歌舞伎役者たちの似顔絵を、金魚や鯰、鯉、亀などの姿で描く、落合芳幾《見たて似たかきん魚》など、発想がおもしろい。

山種美術館

Posted by ろん