7673 展覧会「そこに光が降りてくる」

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東京都庭園美術館で開催中の展覧会「そこに光が降りてくる 青木野枝/三嶋りつ惠」を鑑賞。

彫刻家 青木野枝とガラス作家 三嶋りつ惠の作品を紹介している。

東京都庭園美術館
東京都庭園美術館
庭園美術館ならではの展示
庭園美術館ならではの展示

鉄とガラス、それぞれ、まったく無関係なような気もしたが、実はけっこう似ているところが多いのかもしれない。

まず、どちらも、とても身近で、そして極めて安定した素材である。

アールデコとガラスは切ってもきれない
アールデコとガラスは切ってもきれない
青木野枝《ふりそそぐもの/朝香宮邸-Ⅰ》
青木野枝《ふりそそぐもの/朝香宮邸-Ⅰ》

そして、加工するには千数百度の熱が必要になる。

もっとも身近になったのは、おそらくアールデコの流行がきっかけだろう。

青木野枝《ふりそそぐもの/朝香宮邸ーⅡ》
青木野枝《ふりそそぐもの/朝香宮邸ーⅡ》
三嶋りつ惠《光の場》
三嶋りつ惠《光の場》

第一次世界大戦後の復興期、技術革新と工業化の進展、そして豊かな文化的活動が活発になったことでアールデコが一大ブームとなる。

その影響を強く受け、アールデコの館とも言われるこの旧朝香宮邸(現、東京都庭園美術館)で、こうした展示が行われるというのは、とても因縁めいていて興味深い。

素晴らしい企画力だと思う。

青木野枝《ふりそそぐもの/朝香宮邸—Ⅲ》
青木野枝《ふりそそぐもの/朝香宮邸—Ⅲ》
青木野枝《ふりそそぐもの/朝香宮邸—Ⅳ》
青木野枝《ふりそそぐもの/朝香宮邸—Ⅳ》

削られて薄くなった小さなカラフルな石鹸が積み重なった作品は、照明のステンドグラスのカラフルさとバランスが取れているし、ガラスは窓からの光に照らされて、その存在感を増している。

青木野枝《ふりそそぐもの/朝香宮邸—Ⅴ》
青木野枝《ふりそそぐもの/朝香宮邸—Ⅴ》
三嶋りつ惠《CASCATA》
三嶋りつ惠《CASCATA》

12月も半ばだが庭園の紅葉が太陽に照らされて輝いて見える。

東京都庭園美術館でもっとも映える場所のひとつである、市松模様の床のある南面ベランダと作品が美しい。

三嶋りつ惠《SPIN》
三嶋りつ惠《SPIN》
紅葉も映える
紅葉も映える

今日もいい天気。展覧会の名前にもなっているとおり「そこに光が降りてくる」。

東京都庭園美術館ならではの展示も楽しい。

本当に光が降りている感じ
本当に光が降りている感じ
これも庭園美術館ならでは
これも庭園美術館ならでは
鑑賞時はお客さん少なめ
鑑賞時はお客さん少なめ

今日は、ここ最近来たうちで、もっともお客さんが少ないんじゃないかというくらいだった。

おかげで、比較的余裕を持って鑑賞できたし、あまり人が入らない状態で写真を撮ることができた。

いつもは混雑して行列になる、3階のウインターガーデンも、待たされることなく入場できた。

部屋に差し込む日差し、照らされる市松模様、その市松模様が作品の台に映り込んで、まるで作品が宙に浮くような見え方が楽しい。

本館3階 ウィンターガーデンにて
本館3階 ウィンターガーデンにて

本館からちょっと離れたところにある、新館ギャラリー1では、青木野枝の作品(ふりそそぐもの-赤)だけが展示されていた。

ずいぶんと大胆な展示方法だ。

青木野枝《ふりそそぐもの-赤》
青木野枝《ふりそそぐもの-赤》
帰る頃は行列
帰る頃は行列

なんで、こんなにお客さんが少ないんだろう…と思ったが、帰る頃には、チケット売り場にはちょっとした行列ができていた。

空いていたのは、たまたまだったのかもしれない。

Posted by ろん