7477 企画展「どうぶつ百景」

博物館・展覧会,芸術・デザイン

東京ステーションギャラリーへ
東京ステーションギャラリーへ

今日は、東京駅にある「東京ステーションギャラリー」へ。改装休館中の「江戸東京博物館」の収蔵品を中心に、江戸から昭和にかけて、動物をモチーフにした作品を紹介する企画展「どうぶつ百景-江戸東京博物館コレクションより」を鑑賞した。

一番最初のところで、ジョルジュ・ビゴー『あさ』より《人力車に乗る日本の家族》という作品が紹介されていた。

ビゴーといえば、日露戦争の風刺画でおなじみだが、こうした作品を描いていたのは知らなかった。

解説によれば、この作品で描きたかったのは、犬が邪険に追い払われず、当たり前のように家族の一員として受け入れられていることだったようだ。

当時の今も、日本人からしたらあまりに何気ないが、ビゴーにとっては描きたくなる風景だったのだ。

どうぶつ百景-江戸東京博物館コレクションより
どうぶつ百景-江戸東京博物館コレクションより

江戸時代、世界でも稀に見るほどの平和な時代が続いたことで、江戸は巨大都市へと発展。その間に人間ばかりでなく、動物たちも一緒に共存していく。

輸送や農耕などにおける馬や牛、狩猟で役立った犬や鷹、猫やうさぎなどは人に癒しを与える存在だったのかもしれない。

そうした人に飼われた動物ばかりでなく、板橋には鹿がいたり、上野にはコウノトリがいたり、野生動物も身近だったようだ。

紹介されている作品は浮世絵が主で、名所江戸百景もいくつかあった。

ひとびとの様子を伝えるときには動物の存在は不可欠なのだろう。

また、後半では道具などの紹介があったが、なかでも、鼠短檠(ねずみたんけい)という灯りの道具が気になった。

ねずみの容器に油が入っていて、油を消費すると、自動的にねずみの口から油がぽとりと落ちる仕組みになっているという。

ほんと、よく考えたものだと思う。

Posted by ろん