[社会の窓]ひとごみ
渋谷に行くのは、Bunkamuraに行くときがほとんどで、そしてそのBunkamuraに行くためには、世界でもっとも有名な交差点のひとつと言っても過言ではない、渋谷のスクランブル交差点を渡ることになる。
ここを通るたびに、勢いとか活気とかを感じるが、制限のない大型連休は3年ぶりということもあってか、昨日もすごい人出だった。
できれば、人ごみのなかを歩くのは避けたいところだが、こうした活気の存在は悪いことではないなぁ…とは思う。
・・・と入力して「ひとごみ」を変換したとき、「人混み」だと思っていたら、「人込み」という変換も出てきて、少し混乱した。
調べてみると、なんと以前は「人混み」は間違えだったようだ。
混雑という言葉があるから、当然「人混み」だろう…と思ったら、そもそも”混”という感じに”こむ”という読みはなく、”人込み”を使うのが正しかったのだそうだ。
それが2010年に告示された「改定常用漢字表」に、「混」に「こむ」の読みが加えられ、はれて「人混み」という言葉が”正しい”使い方となったという。
ということで「人混み」という言葉も問題なく使えることを、この人混みをきっかけに学ぶことができた。