6590 塗る色の問題!?
公文書の開示請求で、文書が公開されても、非開示部分が黒塗り状態になっていることが多く、これを「のり弁」と言われている。
地域政党都民ファーストの会は、基本政策のひとつとして公約に掲げたのが、この「『のり弁』をやめます」だった。
しかし、この記事によれば、これまで黒塗りだったところが、白塗りも導入したというのだ。
その理由が、黒塗りでは非開示部分との区別がつかないため、視認性の向上のため白塗りも併用できるようにしたとのこと。
それも、なんだか理由になってない気がするが、もっとひどいと思ったのが、都民ファーストの会の公式サイトに掲載されている「公約の進捗」のページ(Web魚拓によるキャッシュ)では、なんと、のり弁解消が「実現」できたと主張しているというのだ。
なにを持って実現できたと書かれていないので、なんとも言えないが、まさか黒を白にしたことを実績と言ってるような悪い予感がする。
「情報を隠している=黒塗り」をやめて欲しいのであって、塗り方とか色の問題ではないはずだ。
彼らの活動によって、情報公開がどの程度進んだのかを具体的に明らかにしない限りは、この公約を実現したとは言えないだろう。
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