6450 "◯◯しかない"が”多すぎる””ワケ”
以前から気になっている言葉がいくつかある。
なお、今回この記事を作るにあたって、その気になる言葉を羅列したタイトルにしてみただけで、深い意味はありません。
1 「◯◯すぎる」が多すぎる
“美人すぎる”、“天使すぎる”、“青春すぎる” 、“エモすぎる”など、「◯◯すぎる」という表現がとても気になっている。
特に“美人すぎる”は、最近でこそちょっと減った気がするが、かつては見ない日はないくらい多かった。
もっと他に例えはないのか…みたいな感じもしたが、おそらく、ネット記事などのタイトルでインパクトのある表現にしたいがために、こうした表現が多用されたのではないかと思う。
2 「◯◯なワケ」が多すぎるワケ
これが多いのは、おそらく「◯◯すぎる」と理由と同様で、ネット記事のタイトルでインパクトを求めようとするからだろう。
“ワケ”がカタカナにする理由を想像するに、単に記事を目立たせたいくらいで、たいていの場合、大した理由が述べられていることはない。
そういった意味では、タイトルに“ワケ”と書かれている場合は、読んでも読まなくても結果はそれほど変わらない。
3 「感謝しかない」しかないのか
この言葉は、最近急に気になり始めた。振り返れば、ちょっと前くらいから、芸能人やスポーツ関係者で使われているような気がしている。
本人からしたら、“最高級の表現”なのかもしれないが、あらためて考えると、ずいぶんと安易な表現にも思えてくる。
どういった場面であっても、おそらくは相手に対していろいろな思いがあって、その中のひとつとして“感謝”があるはずなのに、“感謝”しかないというのは、むしろ行き過ぎであって、あまり考えてないんじゃないかと思えてしまうのだ。
そもそも、”〇〇しかない”という言葉が用いられるのは、”不安しかない”とか”絶望しかない”といった場合が多かったはずで、あまりいい印象がないのだ。
いずれの言葉も、ネットでよく見かけるもので、注目をひく可能性が高い言葉を組み合わせれば、それなりにページビューが稼げる…っていうことも、あるのだろうか?