6437 いろいろ考えさせられる”かっぱ寿司半額”
そこまで並ぶ理由はなんだろう？
かっぱ寿司で「入店20時間待ち」表示 全皿半額キャンペーンで全国に大混雑、入店困難な状態に
回転すしチェーンのかっぱ寿司が9月26日、全国で数時間待ちの大行列に見舞われていました。1日限定で開催されている“全皿半額”キャンペーンが混雑の原因で、中には1200分（20時間）以上待ちの表示が報告されるほどの異常な混雑となっています。
この行列や待ち時間、待ち人数を考えると、これはごく一部の人たちというわけではないのだ。
たとえば、とても貴重で滅多に食べられないということであれば、まだわからなくもない。
でも、食べようと思えばいつでも食べられる寿司が、ただ半額というだけで、待とうと思ったり、並ぼうと思うモチベーションは、どこからくるのだろうか？
もはや、意地なのかな？
そんなことを思っていたら、実際はちょっと違っていたようだ。
「10時間待ち」だからといって、何もその場で律義に10時間待つ必要はない。指定された時間に来店すればいいので、「10時間待ち」はその字面ほど悲劇的ではない。
自動発券機で指定された時間に来店すればいいなんて、この話題が取り上げられた記事には載ってなかった。
おそらく実際は記事から推測した状況とは大きく違っていた可能性がある。
記事のインパクトだけで踊らされてしまったのかもしれない。
ただ、引き続き、ちょっと不可解だと思っているのは、殺到した客へ渡された半額券が、かなりの高値で売買されていたということだ。
なんと、フリマアプリで、4000円で売られているケースもあった。
あくまで半額券だから、8000円80皿以上食べてようやく元が取れるわけで、手間とお金を掛けてまで半額券を使いたいものだろうか…と思ってしまう。
どう考えても合理的に思えないのだけど、半額で大混乱したと誤解したのと同じように、何か見えていない意味が隠されているのかもしれない。