5666 重なる偶然
大津で乗用車が歩道に突っ込み園児2人が亡くなった事故は、事故を起こした乗用車の状態を見れば、かなり比較的“些細な”交通事故だったのかもしれない。
でも、巻き込まれた被害者がいたことで、そして、記者会見でマスコミによる過剰な責任追求によって、全国的に知られることとなってしまった。
この事故で、Googleストリートビューに、偶然にも、信号を待つ園児と保育士が写っていることにも注目が集まった。
実際に事故の起きた場所を見てみると…。
とても見通しのいい交差点であることがわかるし、そこにいる園児と保育士たちも、歩道のできるだけ奥まった場所で信号待ちをしていることがわかる。
事故当時も同じだったそうだ。
このような状態で、どうやって事故を防げばいいのか?とも思うし、この姿を見ると、本当にいたたまれなくなる。
まるで事故を目撃する直前の風景を見ているような気がしてくる。
信号待ちをするほんのわずかな時間ここにいたことで、こんな事故に巻き込まれるとは…。
そして、時期は違うにせよ、ストリートビューに映り込んでしまうなんて…
偶然という言葉で片付けるのに、軽い抵抗を覚えてしまうほどだ。