[社会の窓]三角屋根の住宅地
ここ最近、東海道新幹線に乗る機会は多い。
東海道新幹線の座席シートは、新大阪に向かって左側からA、B、C、通路、D、Eと並んでいて、たいていは、E席から予約が埋まっていく。
だから、予約がギリギリになることの多い僕が窓際に座ろうとすると、A席になることが多い。
この前の金曜日は、比較的座席に余裕のあるこだまだったので、E席に座ることができた。
(ただ、ここは喫煙車だったという痛恨のミスをしてしまっているのだけど)
A席だと、特に午前中は日差しが挿し込んできて、落ち着いて景色が眺められないこともあるし、富士山もほぼ見えないため、景色を見るなら、E席ということになるかもしれない。
久しぶりに座ったE席で、久しぶりに見たのは、富士山と三角屋根の住宅地だった。
新横浜駅を出て10分ほどの平塚付近にある、このカラフルな三角屋根の住宅地は、まるで映画のセットとかちょっとしたテーマパークみたいにも見える。
もちろん、新幹線から見えることを意識して作られたようで、けっこう注目は高い。
街並みや歴史を無視した独りよがりな建築は好きではないのだけど、なぜか、これはいいなと思えてしまう。
ほんと、一瞬で通り過ぎてしまうけど。