[社会の窓]次回の東京オリンピックに立ち会えるか?
先日外観を見に行ってきた、日本初の“億ション”、コープオリンピア。
超高級マンションは、来年で築50年となり、建て替えも検討されているそうだが、容易にはいかない事情があるという。
理由は、この建物が現在の法律で定められた容積率を越えている上に、建物の高さも、30mを限度とする渋谷区の規制を越えているとのこと。
容積率も高さも建設後に設定されたものなので、気の毒ではあるが、いまの規制が緩和されない限り、建て直す場合は、建物の規模が大幅に縮小することになる。
そうなると、当然、今の姿を維持することもできなくなる。
一般庶民には無縁の超高級マンションではあるが、日本のマンションの先駆けとなった構造や設備、理念は、ある意味、貴重な“遺産”であって、残すことに意義があるように思う。
オリンピックにちなんで名付けられた、コープオリンピアだが、次回、ふたたび東京にオリンピックがやってくる2020年にはどういう状況になっているだろうか?