5278 大阪市道路元標と大阪環状線
宿泊先からちょっと歩いたところに、「大阪市道路元標」というものがあることを知ったので、見に行ってみることにした。
大阪市の主要道路の起終点になっている場所で、東京でいうところの日本橋に相当する場所といえるだろう。
この場所が、起終点になっている国道とその都市は、裏に以下のように書かれていた。
1号 東京都→大阪市 終点
2号 大阪市→北九州市 起点
25号 四日市市→大阪市 終点
26号 大阪市→和歌山市 起点
163号 大阪市→上野市 起点
165号 大阪市→津市 起点
176号 宮津市→大阪市 終点
雨がひどくなってきたので、すぐ近くの階段で地下に降り、JR東西線の北新地駅にやってきた。
せっかくなので?、大阪環状線を一周してみよう。
まずは、大阪環状線に乗換できる京橋駅へ。
まだ7時半だというのに、結構な混雑。もう通勤ラッシュが始まってる感もあった。
混雑はしていたが、なんとかできる限り前方に陣取り、車窓風景をチェックする。
玉造駅そばの103系を模した建物や、天王寺駅で停車中の201系などオレンジバーミリオンがよく目立つ。
大阪環状線は、東京でいうところの山手線に相当するはずだが、まったくと言っていいほど性格の違う路線だということが、ぐるっと一周してるだけでもよく分かる。
クロスシート(ボックスシート)の中距離列車や、関西空港に向かう特急列車が行き交っている。楽しい。
実は以前から、大阪環状線の英語名が、「Osaka kanjo line」ではなく、「Osaka Loop Line」なのかと疑問だった。
大阪環状線は、あくまで固有名詞なのだから一部を英語にすることの違和感だった。
しかし、環状運転する列車に「環状」と日本語で表記した場合の英語名が「Loop」ということであれば、「kanjo」であってはならない…という気がしてきたのだ。
もうちょっと見て歩きたい衝動にも駆られたが、このあと、多忙な仕事が待っていることや、そもそも、それをやりに来たんだ…という、ごくごく当たり前のことを思い出し、会社へ向かった。