5058 決して他人事ではないけど…
先日、自殺した電通社員の労災認定されたというニュース。
過労死や、過労による自殺は、いまや、それほど珍しい事件でもなくなってしまっている。
そうした感覚は、かなり危険だろう。
それだけに、記事の見出しで注目を集めないと関心が集まらないのだとしたら、由々しき事態になっているのかもしれない。
「体も心もズタズタ」電通美人社員が自殺前に遺した地獄ツイート
そこに「美人」って言葉がいるなぁ…。
この文字があるだけで、問題の本質が曲げられてしまってる気がしてならない。
でも、実際、彼女のツイッターのつぶやきを読んでいると、追い詰められ、最悪の事態に向かっているが手に取るようにわかる。
とにかく大事なのは、追い詰められたら、とにかく逃げることだ。
でも、そうした選択肢を思いつかなくなってしまうのが、こういった立場に置かれた人たちなのだ。
鉄道への投身自殺で共通するのは、自殺した本人は、その日以降も生きてることを前提とした行動をしているということだ。
現場に散らばってるのは、その日提出予定の宿題や書類だったり、自宅では翌日以降のテレビの録画予約が入っていたりするらしい。
そこからは、極めて発作的に起きるといことがわかる。
身近であったり、はたまた自分の身の上に起きてもおかしくないのに、「美人」という言葉が入るだけで、どこか他人事に感じられてしまう。