4548 中之条ビエンナーレ(六合・暮坂エリア)
現代アートの祭典「中之条ビエンナーレ」は、2007年に始まり、2年に1度開催され、今回2015年で5回目とのこと。
以前、瀬戸内海の直島や犬島とか、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の関連イベントなど、アートを地域振興の中心に据えているイベントには、ときどき鑑賞しに行っているが、今回は、かなり久しぶりな感じだ。
中之条町は 群馬県北部にある吾妻郡の中心の町だ。
その中之条町を大きく5つのエリア(六合/沢渡・暮坂/伊参/四万温泉/中之条伊勢町)に分け、それぞれで作品が展示されている。5つエリアは、それぞれが、かなり距離が離れていて、移動には車でないと現実的ではないため、久しぶりにレンタカーで出掛けることにした。
1日目は、「六合(くに) エリア」を鑑賞。
ここは、自宅から車で向かうには、4つのエリアのうち、かなり山間に入った最も離れた場所にある。
最初に見学したのは、「かいこの家」
繭の作った糸が張り巡らされていて、歩くには糸をくぐらないと進めない。


公民館の中は、作者が20年間食べ続けてきた卵の殻でいっぱいだった。
どうして卵だったんだろう…とか、どうして20年も集めてみよう…と思ったのか?…とか、発想が面白い。

赤岩集落は、重要伝統的建造物群保存地区として選定され、かつて近代的な養蚕が盛んだったころの様子がそのままのこされている。


そういった背景もあり、六合エリアの作品には、養蚕に関連する内容が多かった。
廃屋のような建物に一歩足を踏み入れると、そこには不思議な世界が広がっている…こういう感じが面白い。


ときには、どうにも理解が難しい作品もあるけれど…


山の中を歩き回ってみる作品も…
ちょっとずつ霧雨が降り始めた…

ちょっと大きな建物、長英の隠れ家「湯本家」には、多数の作品が展示されていた。
ここへ来て、ようやく、地図に記載されている会場には、複数の作品が集まって展示されいることに気付く。
もらった地図には、作者の名前だけで作品の位置や、作品名の記載がないので、気をつけないと見落としてしまう。

どこか、天文図や薬瓶などがあちこちに置かれ、妖術的?宗教的?みたいな、不思議な雰囲気を醸し出している。外がどんより曇り空なので、よけいにそう感じたのかもしれない。


突き出た椅子の足のようなものや、外壁の仮囲いみたいなものも、もちろん、全部作品だった。


どの建物も、古さは感じさせるものの、どれもしっかりした造りで、かつてこの地区が養蚕で栄えていたことを忍ばせる、

雨脚が強まってくると、屋外の展示の見学はちょっと駆け足で…

エネルギー消費の象徴である自動車を蚕に見立て、中之条町で捨てられた金属ゴミで繭を作った…という作品。前回のビエンナーレで制作されたようで、時間が経過とともに味が出てくるかもしれない。

六合エリアをあとにして、暮坂エリアへ移動。

独特の世界観で、ちょっと怖い…人がいたのには驚いた…作品の一部かと思ったら、鑑賞者だった。


屋外の釣り堀には、いかだが置かれ、乗れるようになっていたが、かなり寒くなってきたのと、予定より遅れ気味だったので、乗るのは断念…。

釣り堀の管理小屋には、大夫も字が薄くなったステッカーが貼られていた。
二人目の総理…一人目が中曽根さんだとすると、二人目は小渕さんのことかな?

沢渡・暮坂エリアは、ほかのエリアと比べると、展示作品が少なめ。
花楽の里は、特産品の販売や創作体験などができる施設だそうで、この日も小学生たちでいっぱいだった。
もう昼もだいぶ過ぎていたが、ここでそばやうどんなどを食べて、腹ごしらえ。


このあたりの作品は、ビエンナーレらしくないというか、どこか大人しい印象を受けてしまったのは、無意識のうちに、より刺激を求めてしまっているせいだろうか?

今日最後の鑑賞地、「42 暮坂牧水茶屋」には、大量の木材から、大量の小枝が生えてる?作品…。
手前にある売店もお休みみたいで、寂しい雰囲気が漂う。
1日目はこれでおしまい…。
























