[社会の窓]人の流れについていくということ
金曜日の展示会に向かう光景。
みんながどんどん同じ方向に向かう…ただそれだけの光景なのに、 なぜかすごく印象に残った。
もちろん、行き先は同じなのだから、当たり前なんだけど、まず、ふと思ったのは、人についていくのは楽だなぁ…ということ。
何も考えずにつていけばいい。
そうなると、この流れに乗っている限り、自分が自分であることを意識する機会はほとんどないような気がしてくる。
でも、これが、もし、自分の行きたい方向でなかったとしたら…?
そうなったら、かなり強い意志を持たなければ、この流れに逆らうことは難しいだろう。
強い意志を持つ…すなわち、自分を強く意識する機会にもなる。
つまり、この流れに少しでも逆らったとき初めて、自分を意識することになるのかもしれない。
この流れを、世の中とか、世間とか、自分の身の周り…と考えると、いちいち逆らってまで、自分を意識するのは、いささか無理はある。
流れに乗ったまま、自分の意思を持つことだってきっとできるはず。
いや、そもそも自分の意思を持つって、それはそれで、けっこう大変なことだし…ときには、無理せず、あえてそのまま乗ってしまうのもアリだよなぁ…とか。
なんだか、いろんなことを考えてしまった…。