4303 さよならパスネット
サービスの完全終了というニュースを聞いて、久しぶりに「パスネット」を思い出した。
サービス開始は、2000年10月14日(鉄道の日)だった。
思ったより最近だなぁ…と思ったら、その以前から、パスネットとは別に、鉄道各社局で、プリペイドカードが売られていたので、それと混同したのかもしれない。
東武や西武、小田急などでは、1988年からサービスが開始されている。
パスネットが自動改札機をそのまま通ることのできるのに比べると、それ以前のプリペイドカードは、券売機で切符を購入するだけしかできないものだったが、それでも、積極的に使っていたと思う。
おそらく実家に帰れば、当時のプリペイドカードがたくさん見つかると思う。
その後、券売機で切符を買わずに済む、パスネットが登場したときには、なんて便利なんだろう!と、ちょっと感動したことを思い出す。
そんなパスネットは、2015年3月31日の終列車をもって、全ての機器での取扱いを終了する。
もうすでに、過去のサービスとなりつつあるが、取扱完全終了で、人々の記憶からも消えて言ってしまう…というのは、ちょっと寂しい気もする。
ちなみに「Tカード」と言えば、「Tポイント」カードではなく、かつては、都営交通のプリペイドカードのことを指していた。
「Tポイント」カードが共通ポイントサービスとしてスタートするのは、都営交通のTカード誕生の数年後のことである。