2505 駅のアナウンスに見る関東と関西の違い

鉄道

関東と関西は、さまざまな点で興味深い違いがあるが、もちろん鉄道においても存在する。

大手私鉄比較探見 西日本編 (JTBキャンブックス)

先日から「大手私鉄比較探見 西日本編」という本を見ていて、その本の中で、関東では聞き慣れないアナウンスがあるという記述があり、本当にそんな言い回しをしているのか気になって、調べてみたら、実際にそのような放送をしているらしい。

インターネットを検索しているうちに、ついに実際の放送を録音したサイト「泉ヶ丘発!関西鉄道展示室」を見つけた。丹念に収集される方に敬意を表したい。

【近鉄】

お待たせいたしました.まもなく2番乗り場に電車が参ります.危のうございますから、白線まで下がってお待ち下さい。

(長野線 河内長野駅)

ふつう、「危ないですから」とか「危険ですから」となるところ。別にこれでも何ら問題ないが、時代がかっているというか、聞き慣れないためか、かなり強く印象に残る表現だ。でも、実際に聞いてみると、これはこれでしっくり来る感じだ。

以前、大阪と京都に行ったとき、阪急電車の駅のアナウンスでも気になることがあったのを思い出した。

アナウンスの冒頭に「みなさま」と呼びかけるというものだ。

【阪急】 みなさま、まもなく 大阪 梅田方面へ向かう電車が通過します.小さなお子様は、手をつないで白線の内側にお下がり下さい。

ただいま2号線に到着の電車は、特急 新開地行きです.停車駅は、夙川、岡本、神戸 三宮、花隈、高速神戸です.次は、夙川に止まります.神戸電鉄方面は、新開地でお乗り換えです.ご乗車の際、足元にご注意下さい。 

英語で“Ledies and 404 Not Found

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Gentleman”と呼びかける表現と同じと考えれば違和感はないが、やっぱり不思議な感じがする。考えてみれば、ふだんの会話の中で、「あなた」とか「みなさん」とか呼びかけるような言葉ってあまり使っていないことに気付く。

話がずれた。

阪急電車のアナウンスでもうひとつ気になったのは、その内容が具体的であるということだ。

例えば、「白線や黄色い線の内側まで下がって」という表現は、阪急の場合「小さなお子様は」とその対象を具体的に挙げている。また、到着した電車の案内についても、わざわざ「ただいま」とその対象を具体的に挙げている。2番線ではなく2号線というのも独特だ。

ちなみに「みなさま」と呼びかけるのは、大阪から和歌山方面に向かう南海電車でも同様で、関西地方では違和感はないのかもしれない。

【南海】

みなさま、まもなく1番線に電車が到着いたします.危険ですから、足下の白線までお下がり下さい。
ただいま到着の電車は、普通車 和歌山市行きでございます。

具体的なアナウンスは、阪神電車でも同様だ。

【阪神】 電車が近づいて参ります.白線の内側へお下がり下さい.電車が近づいて参ります.白線の内側へお下がり下さい。

「まもなく電車が参ります」とか「電車が到着します」でいいようなものだが、具体的に、わざわざ「近づいて」という言葉を入れている。こういうのも、関西の気質なのだろうか?

関東と関西の違い、まだまだいろいろありそう。

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自宅にいながらにして、いろいろな発見ができたこと、「泉ヶ丘発!関西鉄道展示室」の作者のたっくさんにあらためて感謝します。

Posted by ろん