4275 人類史上初の彗星着陸成功
欧州宇宙機関が2004年3月に打ち上げた彗星探査機ロゼッタが、10年5カ月の旅を経て、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に到着。
そして昨日、着陸機フィラエを切り離し、日本時間の13日午前0時半すぎに無事に着陸成功した。
実際に、ロゼッタからの通信が地球に届くまで、実に28分20秒もかかるため、判明したのは午前1時ごろとなった。
昨夜、いろいろ考えごとをしていたら、なかなか寝られなかったので、リアルタイムでチェックできるかなと思ってたのだけど、こういうときに限って、ふとウトウトしてしまい、この吉報を知ることになったのは、午前4時ごろだった。
彗星への着陸は世界初の快挙だ。
このミッションで期待されることはなにか?
それは、地球の大量の水は、どこからきたのか?という疑問に対する手がかりを掴むことができるかも知れないということ。
これほど身近な物質である水の由来がわかっていないということ自体興味深いが、僕が興味あるのは、彗星の実際の様子だった。
残念ながら今朝時点で、彗星表面の画像は公表されていないようだが、彗星に到着した際に写された、彗星とロゼッタのツーショットは、ちょっと感動した。
おそらく学術的には価値はないのかも知れないけど、10年掛けて、はるばるここまでやって来たという感慨や、これからここへ着陸するんだという“思い”が伝わってくるようだ。
こういう思いになるのは、万国共通なのか、ロゼッタをアニメ化して紹介したビデオも公開されている。
ロゼッタの壮大な飛行や、宇宙や地球の歴史を考えたりしていると、日々の悩みが些細なものに…
…そう思えるといいなぁ…。