科学者はなぜ一番のりをめざすか/小山 慶太
科学者はなぜ一番のりをめざすか―情熱、栄誉、失意の人間ドラマ 小山 慶太 講談社 1990-01 |
伝記に載るような科学者は、たいていの場合、ほめたたえられることが多いし、どこか人間離れしたような、遠い世界の話のような気がしてならないが、この本に登場する科学者たちは、あまりに人間臭く、親近感を感じる。なんとかして一番のりを目指す科学者たちの奮闘振りが楽しい反面、あまりの非情さも垣間見える。「科学の発見には二番手はない」ということを思い知らされるエピソード満載で、いたるところに”トリビア”が散らばっている。(2003.8.1)
(店長オススメ度: ★★★☆☆ /2003/08/17更新)