3973 求めてるのはそれじゃない
医療グループ徳洲会の公職選挙法違反事件のニュース(Web魚拓のキャッシュ)…
昨年12月の衆院選を巡る医療グループ「徳洲会」の公職選挙法違反事件で、選挙運動をした病院職員の買収に関与した複数のグループ幹部が東京地検特捜部の事情聴取に対し、グループ創業者の徳田虎雄・元衆院議員(75)が買収を了承していた、と供述していることがわかった。
これを見て気になったのは…
この買収しようとしていた病院職員って、自分たちの医療グループ傘下に所属する人たちで、身近な存在であるはずなのに、お金を渡さないと投票してくれないと考えていたということ?
そもそも、お金を渡して「自分に投票してくださいね!」…という買収って、政治的な主義や主張、その人の人間性などといった評価を、ぜーんぶすっ飛ばして、お金だけで評価してということだ。
お金を渡さないと自分に投票してくれるかどうかわからない…というのは、考えてみるとずいぶん寂しい。
逆に言えば、お金を渡した時点で、“自分にはお金以外に魅力がない”と、自ら認めたに等しいわけで、身体を張った自虐ギャグにも見えてくる。
この事件から派生して、現東京都知事に対する5000万円提供問題が発覚。
派生した事件だったのに、いまや話題の中心はこちらに移ってしまった。
昨日、あるかどうかわからないと言っていた「借用書」がついに登場。
あまりにもツッコミどころ満載の「借用書」をドヤ顔で見せつけられたから、もう大変。
ネットへの“燃料投下”でますます注目度アップという展開に。
もはや、ある種のギャグで、すっかりおもちゃにされてしまっている。

選挙や政治に求めているのは、ギャグなんかじゃないのに。
