3464 デジカメが望遠鏡に接続できないなんて…
いろいろ悩んだり調べたりした上で、天体望遠鏡を買ったのだから、すぐにでも希望通りにいってもいいようなものだが、そうはならないのが、この世の常。
先日、デジカメ故障という予期せぬアクシデントを乗り越え、次にやってきたのは、天体望遠鏡とコンパクトデジカメとの接続問題だった。
一眼レフカメラと違って、レンズを交換できない、コンパクトデジカメで、天体望遠鏡を使った撮影をする際には、コリメート撮影という方法を使う。
これは、アイピース(接眼レンズ)にデジカメのレンズをくっつけるという、いたって単純な方法だ。
そのための器具(ユニバーサルデジタルカメラアダプター)も売っていたので、ただ、それを買えばいいのだと思っていた。
実際に取り付けてみると…
いい感じ。
でも、これは、短いアイピースを使っているときだけで、長いアイピースを取り付けると…
写真を見比べると分かるが、アイピースが長いために、撮影時デジカメから飛び出すレンズが収まる余地がないのだ。
これって、製品自体に問題があるんじゃない??
と思って、あらためたカタログを見てみると、小さく「接続できない」の文字が…
あぁ…どうしよう…?
このまま諦めるわけにはいかない!
そうだ!
レンズが飛び出す分だけ、カメラの位置を後ろにずらしてあげればいいのだ。
アダプターとデジカメの間に何かを挟んで、ねじで留めればいい。
カメラに取り付けることのできるネジのサイズを調べると、1/4インチという規格らしい。
ネジとナット、適当なサイズの木片を入手し、穴を開けて加工。
できあがった器具をアダプターに取り付けてみると、こんな感じ。
珍しく?期待通りに完成!
ためしに、太陽を撮ってみる。
なんだか、のっぺりしていて、面白味には欠けるが、しっかりと黒点も撮れているので、これで良しとしよう!
なお、この太陽を撮影するためのフィルターについても自作することになったのだが、こちらについては、別途紹介したいと思う。
※ 本記事の本文中に、誤った文字とリンクが表示されていました。すでに修正済みです。大変失礼しました。