ONE PIECE 1/尾田 栄一郎
ONE PIECE 1 (ジャンプ・コミックス)
尾田 栄一郎
集英社
都内にある温泉施設のリラクゼーションルームに置いてあったので、とりあえず、1巻だけ読んでみた。
実は、久しぶりのコミックで、読み方を忘れてしまったのか、最初のうちは絵の内容がすぐには理解できず、ちょっと戸惑ってしまった。
本書は、あらためて言うまでもなく、芸能人をはじめ、多くの読者を魅了してやまない大ベストセラーコミックだ。
冒険や友情といった誰もがあこがれる要素が、この話の受けている大きな理由だと聞いたことがあるが、たしかにそれを感じるところはあった。たった1巻目しか読んでいないけど。
海賊王を目指す主人公ルフィ、海軍将校?になりたいというコビー、「世界一の剣豪になりたいゾロ…。
一番大事なのは、○○をしたいとか、○○になりたいという、とてつもなく強い思いとか、意志なのだろう。
そういう思いが持てるかどうかで、その人の人生が決まると言っても過言ではないだろう。
そして、その思いを実現するための裏付けも大事だ。
主人公が活躍する裏付けとしての強さは、僕はてっきり、努力や経験によって習得したものだとばっかり思っていた。
しかし、実際は、“ゴムゴムの実”というものを食べたことによる“超能力”に過ぎないということがわかって、ちょっとがっかりしてしまった。
ピストルの弾を跳ね返してしまうのだったら、そりゃ怖いものなしだろう。
たとえ、ゴムゴムの実による副作用で、泳げなくなったとしても、いくらでも自信は持てる。
確かにおもしろいのだけど、読み慣れてないせいか、先入観があったせいか、まだ物語に馴染めない気がする。
先述のように1巻だけしか読んでないので、これだけで判断するのは早計だし、もうちょっと読んでみたいと思った。